PHOTON

PHOTON:写真と音楽と旅行が好きな理屈屋の日記

41歳からの中小企業診断士の学習 二次試験 口述試験

口述試験も終わり、これで試験はすべて終了しました!
今日の天気と同様に、晴れ晴れとした気分です。
やっとテスト終わったー!

今朝もいつもと同じように5時半に起床。
洗濯や食事などして、1時間だけ勉強しました。

11時開始ですが、30分前には受付を済ませるように指示があり、9時半過ぎには会場の近くに到着しました。
まだまだ時間があるので、室内にいるより周辺を散歩して朝の新鮮な空気を吸いました。


会場に到着し、まずはトイレに。
その後大部屋に向かいました。大部屋の前で手の消毒と検温をして、中に入りました。受付の人に受験票を見せて、座る位置を指示されます。後は、時間まで机で待機です。
一度大部屋に入ってしまうと、出にくかったので、もっと外にいれば良かったと思いました。

他の人はみんなスーツでした。女性はほとんどいませんでしたが、2人くらい見たところでは就活のような黒のスーツでした。
多くの男性のスーツは、ワイシャツにネクタイ、セーターを来ている人もいましたが、セーター無しの人が多い印象でした。私も着ていたので、部屋が暑かったこともあり脱いだ方がいいかなと思いましたが、机でガチャガチャするのもイヤだし、さすがに採点には影響しないだろうと、着たままにしました。

机では、ケータイとiPadの電源を切りました。筆記試験の問題を取り出して、目を走らせました。しかし、全然内容が頭に入ってきません。そこまで緊張しているようには自覚していませんでしたが、緊張していたようです。

早く到着したので、時間はたっぷり50分くらいありました。事例1~4と、その問題を丁寧に反芻しました。

11時の指定時間に対して、10時55分頃に番号を呼ばれて、ネクスト席なる大部屋の一角に移動を促されました。そこで問題の冊子はカバンにしまって、深呼吸をして過ごしました。

6分間くらい待ちましたでしょうか、11時を回っていました。案内者に呼ばれて、一対一で案内され、ついて行きました。
会場はホテルでしたので、エレベーターで上の階に移動します。エレベーターでは別の班の案内者と受験者の2名と一緒でした。そちらの案内者の方は、緊張しないようにしてくださいね、上がったらまず消毒してノックして入って下さいね、と会話をされていました。

部屋の前で、椅子に座るよう言われ、座ったら手に消毒スプレーをかけてもらいました。そしてノックを3回して、部屋の中に入りました。

ホテルの普通の客室に、長机が出してあり、面接官2名と2mほど距離が取られていました。カメラもあるようでした。


「はい、では、荷物をそこに置いて着席してください」

荷物をテーブルに置いて、席に座ります。
メガネがずれてきたので、直します。

「ではこれから口述試験を始めます。名前と生年月日を言って下さい。生年月日は西暦ではなく和暦でお願いします」
「はい、名前は、、、生年月日は、、、」
「はい、ありがとうございます。これから口述試験を行います。試験は筆記試験の4つの事例から出題します。1つの質問につき2分程度でお答え下さい・・・・後略」

聞き取りやすく、はっきり適正な声で話してくれます。

事例1が、想定問答が最も多く入手でき、最も仕込めた事例でした。
事例2は、そこそこ。事例3は、あんまり。(想定問答のバリエーションが少なく、あまり思いつかなかった)、事例4で、事例内容ではなく財務関係の知識問題が来たらヤバい。

「では、事例1から、A社の既存事業と新規事業を回していくためにはどうすればいいですか?」

両利きの経営の話だ。ラッキー!Youtubeの想定問答そのままじゃん!

「はい、両利きの経営についてですね」
この質問の面接官は、大きく頷いてくれました。

「既存は安定的に拡大していき、新規事業は多角化を進めていくが、留意点としては新規事業は既存事業とは異なる評価を行うこと」のような趣旨を話しました。
私は話すのが苦手な人なので、たどたどしかったかもしれません。また、話の筋もちょっとアヤシイですが、まあ平均は行けていると思います。

この質問の面接官は、さらに大きく頷いてくれました。
1個うまいこと答えられたら、もう合格だなっ♪と。


「では、次もA社の事例からです。後継者への事業承継を円滑にしていくために、社長と常務はどうすればいいですか?」

キター!これも想定問答通り!
まずは各事業の部門長としてマネジメントを経験させたあと、社長と一緒に仕事をしていく。すぐに社長業務を全部渡すのではなく、徐々に渡していく。また各事業のキーマンを右腕としてバックアップしていく体制を整える。また、別の視点として株式の譲渡についても進めていく。最後に、一度経営を移管したら、口を出さない方がうまくいくと思います

想定問答通りだったので、口がなめらかに動いてしまい、最後の2つは余計だったかもしれません。今考えると、社長と常務がどうするかを聞いているので、最初の部門長としてマネジメント経験は不要だったかもしれないです。が、まあ時間稼ぎのためにいいか。

「はい、では」
と隣の面接官を見て、質問者が変わりました。

「次に事例3C社の事例から質問します。~~~与件文の一節か?C社の状況を説明してくれた~~~~C社のプレス加工品をコストダウンするためにどうすればいいですか?」のように聞こえました。
状況説明が長かったせいで、質問がうまくとらえられなかったかも。
コストダウンについて話せばいいのかな。

段取り替えの時間を短くし、その分を生産の向上に当てます。今は作業者が色々な作業を行なっているのを分業して、生産に集中させて、段取り時間を短くし生産の時間を多くとって生産効率を上げます
今考えれば、コストダウンにつながるものではないかもしれない。
それにこの視点しか含められなかった・・・。

この事例3、想定問答があまり思いつかなくて、小ロット化と短納期化しか、ポイントが思いつかず、コストダウンの視点は想定できませんでした・・・。

前半まあまあ答えられたから、落ちることはないと思うけど、悔しいなあ。

「はい、次の質問です。プレス加工は繰返受注生産だが、留意点を教えてください。
キター!TACの想定問答!
もーらい!と思ったのですが、うろ覚えであまり明確に思い出せず。

「C社は、加工ロットが発注ロットよりも多く作って在庫しており、実質的には見込み生産。この場合は在庫の増加に気をつけて費用がかからないようにする」という趣旨の解答にとどまってしまいました。しかも若干しどろもどろ。

質問者はあまりいい表情をしていませんでした。質問を曲げて解答してしまいました。一般論でも繰返受注生産について、答えるべきでした。

いい顔をしていなかったのを見て、とっさに
最初の質問に戻ってお答えします。一般的には繰返受注生産はQCDを守るための精密な生産計画が必要」と言えばよかったけど言えずに、打ち切られました。
これは悔しいです。

私が話し終わると、すぐに
「はい、ありがとうございました。試験は以上です。まっすぐお帰り下さい」
と終わりました。

荷物を抱えて、外に出ると、案内してくれた同じ案内者が、また下へ案内してくれました。帰るルートと、大部屋のルートの分かれ道で、「はい、お疲れさまでした。ではお帰り下さい」とおっしゃって、帰りました。

口述試験は99%合格するそうなので、大丈夫だと思いますが、やっぱり第3と第4問がイマイチだったのは悔しいです。
特に第4問。想定問答通りに出たのに!まあこれも実力です。

しかし、想定問答をしっかりしていたことと、声に出す練習をしていたことで、自信がついたのか、それほど緊張せずに話すことができました。

これで試験はすべて終了です。2/1に合格発表です。
その後すぐ、実務補習です!実務補習は大変らしいのでがんばります!