静安寺と上海雑技団
今日は、11時半くらいに人と会う約束がある。
まずは、洗濯。
夏服は4つしか持ってきていないので、洗濯回数節約のため服も買わないと。
洗濯は、宿舎に洗濯機と乾燥機が置いてある。それぞれ、6元と10元だ。乾燥機は不要であれば使わなくても良い。
どちらもPanasonicの機械で、信用がおけると思う。
洗剤は無料だが、My洗剤を買っておいた。中国仕様のアタック液状タイプ 20.8元。
1Fカウンターで洗濯券を買い、洗濯室の近くにいる従業員に券と服を渡す。後は洗濯をして、できあがったら洗濯かごと共に隣の保管室へ保管してくれている。
だいたい2時間くらいかかった。
外は雨。やばい、傘を中国に持ってきていなかった。
実は昨日から外の空が曇り始めていて、「雨が降るかも、傘を買わなきゃ」と思っていたが、結局買いそびれていた。
雨が降ると、なかなか出発するのがおっくうになるが、時間も迫ってきたので、濡れながらバス停へ向かう。
昨日と同じバスに乗って、中山公園のカルフールで傘を買う。
カルフール中山公園店という狭い範囲の印象だが、傘はチェックなどのガラものなどが多く、無地があまりなかった。あっても安すぎて心配な物だし。
また、ベーシックな黒や紺よりも、薄青・ピンクなどが多く、中国の傘はカラフルで、デザイン性が高い物が多いように見えた。
また、普通のサイズの傘よりも、折りたたみ傘の方が多く売られていた。突然の雨が多いのかな?
品質については、要注意。物によっては、折りたたみ傘の柄の部分が、上の重みに耐えきれず、伸ばした柄がずり落ちてくるような物もあった。ちゃんと確認して買わねば。
中国の有名な傘ブランドに、天堂というのがあるらしい。価格は普及品より高いが、物はしっかりしているように見える。
ここに置いてあった傘をよく見ると、日本より生地が重くて頑丈そうである。VEしろはまだまだある感じ。
最近の日本の製品は、VEしすぎてなんだか安っぽくちゃちになっている気がする。
さて、時間がない、傘を買い終わると会社へ。
人にあって昼食を取ると、その後はフリーになった。
2時。ちょっと中途半端な時間になってしまった。あまり時間のかかる施設は行けないな。
昨日通った地下鉄の駅に静安寺があるのを思い出して、古いお寺らしく行ってみることにした。
<静安寺>
247年に建立される。247年といえば三国時代の呉の孫権の時代だ。その頃日本は邪馬台国・・・。
元々は滬瀆重元寺という名だったが、唐代に永泰禅院という名に、宋代に静安という名になった。
上海の呉淞江という河の近くから、今の場所に移ってきたのが、1216年。洪水に悩まされたためだそうだ。
1860年太平天国の乱で破壊されたが再建し、1966年の文化大革命で徹底的に破壊、廃墟になった。1979年以降再建され重要寺院の一つとなっている。
以上、wikipediaより。
寺院でもらった券や、寺院内での表示には1960~1970年代まで(文革の時代)がそっくり記述が抜け落ちている。
せっかく由緒正しい寺なのにもったいない。
入場料30元を払って中にはいる。
寺院のサイズは、思ったほど広くない。
早速お香のにおいが漂ってきた。
入ってすぐ。周りをビルに囲まれ、ここだけ時代が違う感じがする。
ここで、お香に火をつける。
狛犬のようなデザイン。よく見ると、たれ目でユーモラスな顔に見えてくる。
壇上から見下ろす。
本堂の仏像。
本堂の仏像の脇に控える仏像。毘沙門天かな?
今日はあいにくの雨。
本堂の裏にある仏画。絵というか、彫刻かな?立体的だ。
もう一度壇上から見下ろす。
シャチホコを撮ってみる。
寺を囲む回廊。
仏像が仲良く陳列。右から2番目は南無阿弥陀仏だ。
仏像が置かれている部屋はけっこう殺風景で、コンクリート打ちっ放し。
ここ静安寺では月餅が名物なのか、寺の周りには行列のできる月餅屋を2件発見した。
また、寺の裏側でも一生懸命作っていた。
そして、寺の中に月餅の山が。
仏像群。中国のお祈りは、写真にあるようにちょっと高区なっている座布団に膝をついて、拝むようだ。
服を祈ればかなうという翡翠石。
お坊さんが行列を作って出てきた。それに続いて個人の人も行列につく。何かしてもらったのかな。
行列はお香の場所へ行き、お香をたいた。
寺院内に般若心経がおいてあった。
ペラリとめくると、日本の般若心経に近いが、所々違う感じがする。
まず、句読点が打ってある。日本の物は、句読点がないので、どこが区切りか分からず、棒読みになってしまう。
文字もぱっと見た感じ少し違うところがあるような。(繁体簡体字の差ではなく)
日本の抑揚のない棒読み、(お坊さんは別として)意味を理解せずにただ読むだけで、ご利益はあるのかな。
日本の僧が中国の経典を見て思ったように、また中国の僧がインドの経典を見て思ったように、結局どの経典が正しいのかな、と思った。
それ故に、実際に現地に行って確かめようという僧がいてもおかしくない。
さて、次に隣の久光百貨店に行ってみる。香港系そごうのお店で、日本式デパートだそうだ。
いろいろ歩き回って、結局靴を買うことにした。いくつか試し履きする。あまり中国語を使わずとも、何とかなった。
その後、ちょっと上海雑技団を見たくなって、同僚と集合する。
まずは、夕食を食べる。あっ、今日は写真に取り損ねた。
日本にもある五右衛門という箸で食べるスパゲッティだ。38元。
いくつか上海雑技団があるようだが、今回行ったのは、静安寺駅から徒歩10分くらいの場所の「雲峰劇院」。
静安寺のライトアップがきれいだ。
劇場。
150元、200元、280元の3つの席があり、280元にいっとく。
席は前から5番目。ステージからめちゃくちゃ近い。
30分前に入ったときはがらがらで、毎日公演して採算が取れるのか心配したが、無用だった。
15分前くらいからツアーの団体客が押し寄せ、あっという間に席が埋まった。
美人のお姉さんがアナウンス&紹介。
棒登り
ランプを持ったまま、柔らかい体を生かしていろんな体勢をする
フラフープ技。
綱渡り
などなど。もっといいシーンがあったり、他にもまだまだたくさんの演目があってエキサイトした。
本当に夢中になって写真を撮る暇がなかった。
天井からのロープにつるされて、男女ペアがアクロバットする時は、客席までせり出して来たので、臨場感がすごい
また、金網の球の中に入ってバイクで球内を走り回るのはスリリングでおもしろかった。小さい球なのに、5台もバイクが入って、逆さになったりするのだ。
昨日のことを思い出しても鼻息が荒い。
行くときは早めに行って、いい席を取ることをオススメする。
終演後、出演者と記念撮影があった。おそらくツアー向け?有料だと思う。
また、出口ではさっきの出演者自ら、DVDを売っていたり。
さて、今日はこの辺で。