PHOTON

PHOTON:写真と音楽と旅行が好きな理屈屋の日記

富士山登山 (1)

富士山に登ってきた。疲れた。

9日の0時45分に出発。

途中仮眠をしつつ、10時前に富士市に到着。

食料や水など調達しようと薬局に寄る。腹が弱いので携帯トイレが欲しかったがなかった。

昨日、モンベルに行ったとき欲しいなあと思って手を取っていたトレッキングポールが今になって無性に欲しくなり、付近のアウトドアショップを当たってみる。が、ない。そもそもモンベル製品がほとんどない。ギアとして結構信用して使っているんだけどな。(買った中で外れがなく、ネットでの評判も高く、どれを買うか迷ったらモンベルでいいじゃん、といイメージがある)

ええい、静岡市好日山荘に行くか。というわけで、せっかく来た高速道路を逆にたどって、静岡市好日山荘へ。ここではT字型のトレッキングポールがあったが、欲しいI型はなかった。何で、ねらったようにI型だけないの? モンベルのこのI型は2本で約1万円で250グラム。売っているのは、同じく1万円くらいでもっと重たいor 同じくらいの重さだが、2万円くらいのものばかり。お得感がないので結局買わず。時間と高速道路代をムダにしてしまった。

さて、富士に戻り、富士スバルラインへ。5合目までは車で上がれるけど、この混雑期はマイカー規制があり、もっと手前の駐車場で車をおいてシャトルバスで5合目へ上がることになっている。

私も、駐車場に車をおき、仮眠をとってシャトルバスに乗り5合目へ上がる。19:30のバスだったと思う。バスは2台出ているので座席は空いていた。5合目まで上がると、肌寒いし、すでに空気が薄いことが実感できる。

そうそう、外人の多いこと。英語の人意外にも、スペイン語?、韓国語、中国語。駐車場では、爆音でトランスをかけている黒人がいて、迷惑だった。

5合目で金剛杖を買って、いざゆかん!

高山病と筋肉痛の心配があり、はじめから飛ばさないようペースは遅くすることにした。いつもの歩幅の8割くらいで、ゆっくりん。

体感時間で20分ほどで6合目に到着。昔1回来たときはここに泊まったらしい。10分くらい休憩して、7合目へ。7合目までの道は瓦礫よりも砂成分が多く、足が少しめり込む感じだが、まだ歩きやすい。7合目から上は、瓦礫が多く、岩場的な道で結構足にきてつらい。ペースが遅いことと、呼吸を深めにとっていることで高山病の症状は出ていない。その後は目の前にある道を登ることに集中していたので、あまり記憶がない。ふと下を見たとき、登山者の懐中電灯で光の道ができていた。

ほんと記憶があまりない。3時くらい?に山頂に着く。風強く、歩かなくなって発熱がなくなり、汗が乾いてすっごく寒い。売店の壁を防風につかい、縮こまって目をつぶる。もたれたコンクリの壁から冷熱と痛みが伝わる。

この時間が一番つらかった。

4時くらいに空が赤みを帯びてきた。ご来光を見ることが目的の夜間登山なので、見なきゃ意味がない。けど、こちらの登山口では地平線(雲)から太陽が昇るのを見ることができない。

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十分明るくなり、富士山測候所のあった最高峰の地点に行こう。あと少しの登山だ。

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