PHOTON

PHOTON:写真と音楽と旅行が好きな理屈屋の日記

オーストリア旅行(4日目ザルツブルク→サンクトギルゲン)

今日はゆったりとした時間を過ごした。

朝5時20分に起床、ミリオネアや天気予報のTVを見たり身支度を整える。今日は雨降り。そして今日はサンクトギルゲンという湖畔の街に行く予定にしている。景色がよいところなので、雨降りとなりすごくテンションダウン・・・。

気を取り直して、6時半に散歩に出発。またもやミラベル宮殿に。ホテルから近いしきれいなので結構気に入っている。やはり朝は人がいないのでゆっくりできる。

☆朝の風景

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笛の吹けそうな屋根のあるところはないかといろいろ探し回ったがない。あきらめてミラベル宮殿から川を渡って旧市街側の川沿いを通る。歩道と自転車専用道がある。

☆旧市街から見た風景(露出のせいで真っ暗だ・・・。)

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オーストリアは自転車が結構使われている。

マウンテンバイクやロードレーサータイプが多く、それ以外にも赤ちゃんや犬を乗せているリアカーもよく見かける。

今日のような雨の日はカッパを着ており、日本のように傘さし運転をしている者はいない。自転車は自転車専用道か、車道を走っており、マナーは日本よりずいぶんいい。

それと、車だが、歩行者が横断しているときはもちろん、横断しそうなそぶりを見せているときも停まってくれる。

ホテルで朝食を取り、のんびりする。というより、雨で外出するテンションが低くなっている。でもがんばって次の目的地に行くことにする。

トロリーバスザルツブルク駅へ戻る。

そういえば、48時間交通機関と主要名所が無料になるザルツブルクカードを買ったのだが、

 ・バス往復2回 : 1.80ユーロ×2

 ・ホーエンザルツブルク : 10.50ユーロ

 ・モーツァルトの生家 :6.50ユーロ

 ・メンヒスベルクのエレベータ :2.90ユーロ

 

 で元が取れていない・・・。行けなかったレジデンツカタコンベ・近代美術館に行ってれば元が取れたかもしれないが・・・。

 ミラベル宮殿~旧市街の地域はこじんまりしており、十分徒歩圏。ホテルもこの付近なので、駅に行く以外でバスに乗る機会がなかった。

 

 ザルツブルク駅に到着して、サンクトギルゲン行きのバスを探す。このローカルのバスに乗るのがこの旅行で一番不安だったところだ。目的地が終着駅ではないので正しいところで降りれるか・・・。

 20分位待って150系統のバスがきた。前から入って、入り口にある運行表をとって運転手にサンクトギルゲン行きであることを告げる。運転手が切符を切って、お金を払う。5.50ユーロ。

 

 

 席はずいぶんすいていた。さあ出発。ザルツブルクの街を抜けてすぐにカントリーな景色が広がる。

 バスの前には液晶画面があり、次に向かうバス停の名前が大きく、その次~3つくらい先のバス停までが表示されている。降りるときは、次のバス停が表示されているときに赤いボタンを押して、ビーっとなったら停まってくれる。

 

 

 サンクトギルゲンまでは50分。St.Gilgen bahnhofで降りる。ここではバスが2-3分待つようで、運転手も降りる。

ここは寒い。3月に寒波がぶり返したような寒さ。セーターにジャケットでもまだ寒い。

 降りてホテルを探す。ホテルのレセプションに顔を出すと誰もいない、ベルを何度鳴らしても呼びかけても出てこない・・・。ちょっと早すぎたか。掃除のおばさんが掃除をしているのだが、気づいてくれない。のんびり近くのパンフでも見て過ごす。

 

 掃除のおばさんが出てきて、チェックアウトお願いします。と言ったのだが、英語がよく通じない。少しはしゃべれるようだが・・・。宿の主人と連絡を取ってくれ、部屋に案内してもらった。

 

 ☆部屋はまたもやよい感じ。バスルームもきれいに掃除されている。

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 ☆バルコニーもある。ただし山側。湖は見えない。

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 少しくつろいで街歩きに出かける。通りに人がほとんどいない。店もほとんど閉まっていて、土産も買えない、レストランも選べない。約一時間ほどゆっくりと回る。天気がよかったらきれいなんだろうなあ。本当に残念。

 ☆この街のシンボル、幼いモーツァルト

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 ☆モーツァルト像の前の旧市庁舎(?)

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 ☆湖の様子。貸しボートや、他の湖岸の街行きの船もある。

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 地球の歩き方によると、ツヴェルファーホルン山に登るロープウェーは5月からと書いてあったが、今日29日は営業していた。1500mくらいとのことで寒いだろうから、いったん宿に戻って、インナー用のダウンジャケットを持っていくことにする。(モンベルの小さく収納できるやつ。小さくできるので重宝している)

 

 ロープウェーは止まっていたが、窓口の人に、今日はやってるか聞くと、やっている、と。往復17.50ユーロを払いゴンドラに乗り込む。自分のためだけにロープウェーを動かしてくれた。

 

 ゴンドラは外が見えるようになっているが、雨の水滴がついていて、よく見えない。おまけに霧がかかっていて遠くはよく見えない。

 

 ☆わりと下のほうの様子

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 20分ほどで山頂駅に到着。これがまたすこぶる寒い。ダウンジャケットを着る。

 まだ雪があり、雨は雪に変わっていた。

 

 ☆ロープウェーの山頂駅の付近

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 ロープウェー駅から少し上ると見晴らし台がある。今日は何も見えないが。

 さらに5分くらい登ると山頂。

 

 ☆山頂には十字架がかかっている。ツヴォルファーホルン = 12使徒山。

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 晴れていたら360度の景色なのだろうが、ガスのため何も見えない。長居してても寒いので、ロープウェーに戻る。ロープウェー駅のレストランのお姉さんに、14時を逃すと15時まで待たなければいけないよ、と教えてもらい、時間を見ると14時。待て待て。大急ぎでゴンドラに乗り込む。

 

 

 下界に戻ってくると、次は・・・。することがない。小さな街でな~んにもないのだ。店やボート、資料館も閉まってるし・・・。

バルコニーと部屋で笛を吹く。2時間ほど吹いたら、手がかじかんだ。学生のとき、冬なのに屋外の吹きっさらしで吹いていたことを思い出すなあ。

 

 

 腹も減ったのでレストランへ行く。グラモフォンというバーが気になったのだが、20時からでそれまで待てない腹のすきっぷり。

 ENGLISHメニューと書かれたレストランに入り、湖で取れた魚とサラダ、そしてビールを注文する。サラダはビネガーがきいていて、ちょっとすっぱい。魚はレモンとタルタルソースをかけて食べると、かなりうまい。これで18ユーロ。

 オーストリアの食べ物は結構口に合うと思う。イギリスやタイではまずいものを鼻をつまんで食べ、食事のたびにまたまずいものがでてくるのではという不安感があったが、ここでは大丈夫。

 

 

 ホテルへ戻るとまた睡魔が。20時に寝る。