PHOTON

PHOTON:写真と音楽と旅行が好きな理屈屋の日記

オーストリア旅行(7日目ウィーン3)

今日は6時に目が覚めて、いつものように旅日記。 今日の予定は、19時からのオペラまで市内観光をしようと思う。 旅に出る前の計画では市内観光は昨日と明日だけにとどめ、今日はヴァッハウ渓谷へ行く予定だったが、昨日あまり回れていないため、予定変更。 ウィーン市内観光ではずせないのはシェーンブルン宮殿だが、私的にはどうしてもクリムトが見たかったので、ベルベデーレ宮殿にも行きたい。 いやいや、その前に明日日曜でまたスーパーが閉まるかもしれない。 腹ペコやのどが渇いてもOKなように今日のうちに買いだめしよう。 明日のロミオとジュリエットのバレエのチケットは今日中にピックアップしておいたほうが安心できるな。などなどいろいろ頭で練る。 結局朝食を済ませて出発したのが9時前。行き先はオペラ座。まずはここで明日のチケットをピックアップする。 その足で近くの王宮に向かい中を見学する。 王宮につくとすでに大勢の人が行列を作っていた。 シェーンブルン宮殿へも行くつもりだったので、シシィチケットと言う王宮の博物館、皇帝の部屋、シェーンブルン宮殿も込みのコンビチケットを購入。20ユーロ。 まずは、銀器博物館に入る。要は宮殿で使われていた食器の展示だ。多くの豪華な食器が展示されている。 DSC_9297.jpg DSC_9304.jpg DSC_9307.jpg 日本の伊万里焼もあった。だんだん見ているうちにどれも同じように見えてくる・・・。 その次は皇帝の部屋。このあたりは人が多いので足早に過ぎていく。 王宮の次はベルベデーレ宮殿へ、Dの路面電車で向かう。路面電車で降りた人の流れについていくと、上宮に到着。下宮とのコンビチケットを買う。11.50ユーロ。ガイド本と値段が違う・・・。 さて、ついにクリムトの「接吻」とご対面。とあるテレビでクリムトの絵を少々改変した作品を見て以来ずっと頭の中に残っていた絵だ。これがその元となった絵で、オリジナルなのだと思うとちょっと涙が出てきた。 上宮から下宮を眺めたところ。 DSC_9315.jpg 上宮 DSC_9319.jpg 上宮から下宮へはゆるい坂で降りるようになっており、途中の噴水は傾いて見える。 DSC_9322.jpg 噴水2。こちらの水は少しグリーンかかって見える。酸素が多いからとか何とか、ザルツブルクの現地ツアーのガイドが説明していた気がする。 DSC_9330.jpg 下宮ではアルフォンス ミュッシャの特別展をやっていた。このアーティストの名前はぜんぜん知らなかったが、作品はどこかで見た気がするものだった。一目見て作風が気に入った。日本に戻ったら画集でも買おうかな。 下宮から今度はシェーンブルン宮殿へ移動する。地下鉄でGO。 シェーンブルン宮殿DSC_9345.jpg DSC_9356.jpg こちらはウィーン一の観光名所ということですごい人。ここでチケットを買うと決められた時間にしか入れない。そこで王宮でシシィチケットを買ったのだ。これがあるとチケットを買うのに並ばなくてもいいし、時間制限も関係ない。旅のプランが練りやすいのでお勧め。 中は皇帝や皇后の生活の様子。実は王宮の皇帝の部屋と似たような展示だったりして。人をかき分け足早に通り過ぎる。 人が多く疲れたので、宮殿の公園で一休み。この公園、とても大きい。宮殿から離宮のグロリエッテまで休憩込みで1時間ほどかかったと思う。 グロリエッテまでの途中の噴水 DSC_9358.jpg 噴水を裏から見たところ。滝越しに宮殿が見える。 DSC_9364.jpg グロリエッテ。ここまで20分くらいの上り坂を歩くことになる。体力がなければミニ列車が走っているのでそれを使ったほうがいいかも。 DSC_9371.jpg グロリエッテから宮殿を見る。 DSC_9315.jpg さて、ここから一度ホテルに戻って今夜のオペラの準備をしたい。戻るには、グロリエッテから2-30分歩いて通りに出て、バスに乗って地下鉄へ。 ホテルに一直線に戻らずに、スーパーで買い物をして、それでまた歩く羽目になった。この旅でずいぶん歩いているが、寝てもあまり足の疲労が回復しない。すぐに疲れてしまう。二度目だが、本当に靴は重要。スーツ用の靴と、歩き用の靴は分けた方がよいと思った。 さて、18時半にフォルクスオーパーに向かう。地下鉄から降りるともう人の流れができており、ついていく。歩き方には王立オペラ座より気軽に楽しめる、とあるがオペラということでちゃんとした服装の人が多い。特に年配は。子供もおり、それなりの服装をしている。でもみんながみんなではなく、学生はカジュアルな感じだった。 座席は日本から予約して、6ユーロの席。実はネットで買うとき36ユーロの席と間違えてしまったのだ。急いでいて、さくさく操作して、いざ確認のメールを印刷するときに気づいた。まあ、オペラよく分からないので、今日は雰囲気だけ身に来たという感じかな。 さてこの6ユーロの席、柱が邪魔で舞台の一部が見えない。さらにちょうど英語であらすじが表示されるところも一部見えない。うーん。6ユーロだ・・・。 演目はヨハンシュトラウスの「Die Fledermaus」というオペレッタだ。 実はオペラを見るのは今回が初めて。序曲が始まる。その後のオペラのあらすじを音楽で表現している。この後のオペラをわくわくさせる演奏だ。 昔序曲を吹いたことがあったけど、そうだよなあ、もっと軽やかに演奏しないといけないよなあ。 ここで双眼鏡が大活躍。遠くからでもパフォーマーの表情やしぐさなど見ることができる。6-12倍だったけど、倍率はもう少し低くてもいい感じ。 オペラ歌手による歌のところと、普通のセリフのところがあり、歌の場面が終わると拍手が起こる。 言葉は分からないがしぐさで思わず笑ってしまうところもある。他の人も笑ったりしており、物音立てずにがちがちに見るというのではなかった。 バレエの集団が出てくる場面があり、軽やかに重力をあまり感じさせずに舞うその姿に、明日のバレエへの期待が高まる。 第1幕から3幕まであり、幕が変わると休憩となる。 しかし、言葉も分からないのでだんだん眠くなってきて、うつらうつらしてしまった。 19時開始、10時半終わりで3時間半。オペラの雰囲気を楽しむことができた。予習しておけばよかった。 11時にホテルについてすぐ寝る。