東方明珠電視塔
3日目。
狭いと思っていた宿舎もけっこうなじんできて、そんなに狭く感じなくなった。
いくらか物も増えて、整理したためちょっと生活感が出てきた。「オレん家」になりつつある。
はじめに、「うっ、くさい、茶色い」と思った水道水も今ではけっこう慣れてきた。さすがに飲む勇気はないが。
8時に起きて身の回りの準備をした後、ブログを書く。その後大学の周りを散策する。宿舎の裏手にぼ~っとできるいいところを見つけた。
11時に出かけることにした。行き先は特にこれといってなかったが、観光名所である東方明殊タワーに行ってみることにした。
地下鉄2号線に乗る。地下鉄は新しく、思ったよりきれい。歴史が古いから仕方がない面もあるが、ヨーロッパの方が汚くて暗い。ただ、下りエレベータはあるのに、登りがなかったり、何か最後の詰めが残念だ。
世界大道駅で降りたが、何もなかったので、タクシーで東方明珠電視塔へ行くことにした。
高さ467.9m、日本の東京スカイツリー(634m)が完成するまではアジア第1位だったとのこと。
タワーが見えてきた。
隣のビルも高い。
広場のドラゴン
まずは、昼食をとろう。目の前の「正大広場」というデパートにはいる。
いろんなブランドが入っており、けっこうオシャレなアイテムもある。また買いに来よう。
AKBショップも入っている。
ただ、AKBが人気だから出店したというよりも日本で「上海にも出店した」と言いたいがための店のように見える。
今日の昼食はピザハットにする。そろそろ洋食が食べたくなった頃。
けっこう値段がするが、ピザハットはかなり繁盛していた。
サラダ
小のピザ。
普通の大きさのピザ。縁にチーズを入れるタイプを注文した。
デパート内のエレベーター。エレベータの人が乗るカゴ室や、ワイヤー、おもりがスケスケで、ミエミエなのが珍しいらしい。確かに中身を見たことがなかったな。
タワーの入場門へ来た。上れる高さによって、値段が異なる。
A 180元:350m(最上部) + 263m(上球) + 90m(下球) + 上海城市歴史発展陳列館
B 150元:263m(上球) + 90m(下球) + 上海城市歴史発展陳列館
C 120元:263m(上球) + 上海城市歴史発展陳列館
せっかく来たし、これから人の案内もするかもしれないので、Aに行っておく。
チケットは、一人一枚ではなく、3人分をまとめたチケットになっていた。
目の前に来たら、塔の大きさを実感できた。
タワーに入って木の置物がお出迎え。
エレベーターガールがついて、エレベータ内で塔の高さなど紹介してくれる。(中国語&英語)
エレベータが到着するまでに、きっちり説明が終わる。プロフェッショナルだ。
上球からの眺め。うほ~! 上海に来てから一番のテンションだ。
次に、350mの展望室へ。
先ほどの上球は地面に安定感があったが、350mの方はかなり高い。感覚がそう告げる。
少し降りて250mでは、下がシースルーとなっている。けっこう怖い。足がすくむ。
90m地点で、ゲームセンターと、ちょっとしたコースター、360°の映画がある。
入場券を購入したとき、割引券をもらったので360°の映画を見ることにした。
チケットを購入したいと思いチケットカウンターに行くと、おばちゃんが、ここはチケット売り場じゃなくて、検査のみという。別のカウンターに行くと、あそこのおばちゃんだ、という。また、360°映画の入り口の係員も、おばちゃんが売っているという。何が本当なんだ。
結局入り口の係員が、おばちゃんになにやら説明して、チケットを売ってもらった。
360°映画は、円筒形の劇場の中に入り、ぐるり360°がスクリーン、3D映像というもの。
内容は、海底世界で、魚が泳いだり、サメにおそわれたりする。けっこう迫力があった。25元。
その後ちょっとしたコースターに行く。Aのチケットを持っていたので、無料で乗れた。
これで、塔はおしまい。1階に降りる。出口にペットボトルで作ったクマがいる。
一旦外に出る。
色とりどりの旗とビル群。
何か忘れているぞ。
あっ、陳列館に行っていない。何かよく分からないが、チケット代に料金が含まれているので、行かなきゃ。
行ってみると、なかなかおもしろい。清の時代を蝋人形やジオラマで再現しているのだが、再現度が高い!
人形は本物のようでとてもリアル。町並みの再現度もちゃちな明らかなミニチュアな感じではなく、それなりの大きさで再現している。
正直日本のその辺の展示より、よっぽどいい。
今日も大分歩いた。夕食は疲れてマクドを買って帰った。
そのまま帰ればいいのに、本屋にも寄って上海&中国の地図を買う。2冊で50元。安い。