新天地、豫園、デカスロン
今日は一日特に予定なく、フリー。
だからといって無駄にはしないぞっ、と。
9時半にちょうど掃除の人がやってきたので、お礼と、掃除お願いします、と行って部屋を出る。
しかし、すぐにカバンの中に折りたたみが入っているのに気づき、外は太陽が出ており晴れていたので、折りたたみ傘は重いので置いていった。
まずは会社で30分だけ作業。(会社は赴任から2週間は生活立ち上げ期間につき、出社不要なのだ)
その後会社近くの店で肉まんを買って朝食とした。1.5元。
ぱらぱらとガイドブックを見て、豫園へ行くことにした。地下鉄で豫園の駅へ向かう。
豫園の駅でいきなり二人の中国人女の子に声をかけられた
写真を撮ってほしいとのこと。2枚ほど写真を撮ってあげる。
私たちは西安から来た、あなたは台湾?とか、
中国語話せるの?どれくらい学習したの?どこの大学?とか、
名前はどう書くの?私たちの名前はこう(漢字をiPhoneで見せながら)、
いろいろハイテンションで話しかけられる。英語と中国語を混ぜて話し、
私たちも豫園に行くのだけど、その前にホテルに寄ってから一緒に行かない?と誘われた。
向こうも旅行者だし、ちょっとおもしろそうだから一緒に行くか、と歩き出した。
横断歩道を渡っている最中、思い出した。
そういえば、トラブル集で、写真を撮ってもらってきっかけを作り、ぼったくりの喫茶店に連れて行くというのがあった気がする。
彼らが本当に善良な旅行者なら、一緒に行ってみるのもおもしろい。しかし、ぼったくりのキャッチだったら・・・。
どちらか判別がつかなかったが、一緒に行った際彼らのハイテンションについて行くのが面倒なのと、無難な性格が現れて、やはり彼らとの行動は避けることにした。
携帯電話がかかって、友達に呼ばれたふりをして、「用事があるから悪い、一緒に行けない」と言って地下鉄の駅へ降りていった。
豫園に行きたかったが、出て行って鉢合わせすると面倒だ。時間をずらしていくことにした。余計な時間を食った。
仕方なく、新天地に行くことにした。
新天地のブティックで、ファッションショーをしていた。初めて見た。かっくいいー
新天地に何があるかと思えば、租界時代の建物に欧米な雰囲気のカフェと、服などのショッピングデパートがあったくらい。あまりおもしろくなかった。
欧米な雰囲気につられ、この地域は欧米人が多い。
そのとき、雨がぽつりぽつり降ってきたかと思うと、いきなり大雨になった。ぽつぽつから、大雨が降るまで2分もない。
何とかアーケードまで避難する。朝出かける前に傘を置いてきたことをめちゃくちゃ後悔・・・。
すぐにやむかと思ったが、ひどい雨と雷で結局1時間くらいその小さなアーケードで足止めを食った。
雨が小降りになった頃、アーケードから出て中国共産党第一次全国代表大会の跡に行った。
チケットは必要だが、無料。いくらか聞いたが無料でよいとのこと。
ここは管理が厳重。入るとき持ち物のX線検査、人も金属検知器、各部屋には必ず公安員がいる。
中の展示室は大きくなく、それほどおもしろい物はなかった。明らかに反日な記載や展示はなかったように思う。
印象的だったのが、飢餓民の写真。みんな飢餓のため、あばら骨が出ている人々が何百人か映った写真があった。
その後は、太平洋百貨店などの新天地のショッピングセンターを回る。
これまでデパートはけっこう行ってきた。伊勢丹、久光よりも落ちる感じだ。
しかしあまりファッションに興味がない者が行っても、どれも同じに見えてしまう。
そろそろほとぼりも冷めたし、豫園へ行くか。
さっきとは別の出口から出て豫園へ向かう。すると、同じように今度は別人の女の子が写真を撮って、と言ってきた。
今度は時間もないし無視して歩いていくと、追ってきて3回呼んだ後肩をつんつんと叩く。
ここで確信した。今日の朝のも、今回のもぼったくりのキャッチなのだと
今度はかまうことはせず、そのまま豫園へ向かう。
豫園までの交差点。中国っぽい建物だ。
豫園の入り口付近。
朝は肉まんに一個、昼はまだ食べていないので、ガイドブックにも行列のできる店として掲載されていた「南翔饅頭店」で小籠包をテイクアウトする。
16個入り25元。
ガイドブックが「門外不出の技を継承した点心師が作る小籠包の味と技術は、中国最高峰とされ妥協を許さぬのもおいしさの秘訣」と推薦する割には、あまりおいしくない。皮が固く、肉も今ひとつ。
売れてる理由は、作っているところが見えること、豫園の入り口のすぐそばだからかも。
ここまでで一番良かったのが、一昨昨日に食べた富春小籠館。
40元で豫園にはいる。自分の位置が分からなくなるくらい、中は迷路のように中国庭園やお堂がある。
扇の絵の特別展示をやっていた。
豫園の外の土産物屋や飲食店群。
豫園の後ろに広がる、普通の庶民のストリート。大都会にもまだまだこういうところはある。
さあ、今日もかなり歩いて疲れているが、最後に大型アウトドアショップ「デカスロン Decathlon」へ行くか。
上海にもスポーツオーソリティのような大きなスポーツショップがあり、登山用品も売っているとのことで、行ってみることにした。
豫園からかなり離れており、長寧区地下鉄2号線北新経から徒歩15分くらいのところにある。
ちょっと裏から入ったので、いい写真ではないが。
地元の人が行くようなショッピングセンターの中にある。
中はオーソリティのように、広い店内に多くのスポーツの用品が売られている。
用品はほとんどケシュアというここの用品店のオリジナルブランド品が。
様々なスポーツの中で、一番多くを占めていたのが登山用品かな。テント、寝袋、服、靴など。ボンベや食器など小物は本当に少ない。
カッパ、ハードシェル、登山靴については、ゴアテックスのものはなし。
靴は履いた感じは良かったが、防水はゴアじゃないと信用ができない。
国慶節にトレッキングに行く予定にしており、登山靴を買う必要がある。なやむな~。
価格は安い。ハードシェルは200~400元が多く、高くても1300元。靴は、200~300元が主力で高くても600元。
品質はともかく買おうかと思ったが、電話がかかってきて、一緒にご飯を食べることになり、今日はここまでとする。また他の情報も得ながら決めることにする。
早速虹橋エリアに集合し、今日は日本食。というかうどん。豫園で食べた小籠包がまだ腹に残っており、そんなに食べられない。日本語のフリーペーパーもほしいので、入ってみた。
カレーうどん。日本と同じ味、へたをすれば日本の安物よりもおいしい。
今日も一日ごくろうさんの、25,592歩。