上海では衣服の市場と言えば、七浦路の市場が有名だが、国慶節期間中はさぞ人混みでごった返しているだろう。
別の穴場的な市場があると聞いて、留学生の友人に軽紡市場に連れて行ってもらった。
他にカナダとイタリアの子と一緒に行く。
地下鉄11号線の祁连山路駅へ。国慶節期間だが、あまり人気のない駅だ。
5番出口から出て、すぐに1206番のバスに乗る。
このバスがちょっとおもしろい。
まず、バスが小さい! 普通のバスサイズではなく、トヨタのハイエースみたいなヤツを少し大きくしたような車体だ。
そして、反対側から来たバスが、道をUターンして停車する。座席が少ないので、すぐに乗り込んで席をゲット。
5つ目の軽紡市場で下車する。運賃は一律1元。
市場はとても大きなビルで、前に屋台がいくつかある。
昼食は屋台でうどんを買って食べた。何となく衛生面が気になるが、ええいままよ。
うどん。9元。
なぜか、汁を含めうどんは袋に入れられ、それがカップにいれられ、最後にまた袋に入れられている。
うどんが袋に入れられた時点で、衛生面が気になる・・・。
市場は3階に分かれており、
1階:布団や毛布、台所・日用雑貨・文具などの生活用品、
2階:衣服・靴・カバン・子供服・玩具など、
3階:家具・お祝い用品・ぬいぐるみなど
2階の衣服が最も人が多い。
国慶節期間ではあるが、人はそれほど多くはない。わりとゆっくり見ることができた。
品物は、ちょっとセンスが・・・。
いまいちな品に混じって、一部に目を引く物がある。生地やデザインがよいものは、ブランドの横流し品かな。タグが切ってある。
Jack&Wolfskin のハードシェルが売られていた! おっと思って、手に取ってみると、GERE TKXのタグがついている・・・。わざわざタグまでつけなくてもいいのに。
やはり、服選びは下手だなあ。結局いい物がなくて、買わずじまい。
1階、3階も見たがあまり買うような物はない。
3階では、食品サンプルのキーホルダーがあったが、日本で売ってる方が精巧だ。
一緒に行った友人はしこたま買い込んでいた。
こういう市場で交渉するのが好きとのこと、巧みに値切って買ったらしい。交渉うまいなあ。
さて、一旦宿舎に戻ってから、北京ダックを食べに行くというので、誘われてついて行った。
がらりとメンツが変わって、日中ペラペラの韓国人、英ペラペラ中国人、日中ペラペラの中国人+日本人のハーフ2人、英ペラペラ日本人1人、+私と先ほど市場に連れて行ってもらった彼、という東アジア混合メンバー。
みんな中国語・日本語・英語のどれかはかなり使えるようで、多言語。
こちらに来ると、バイリンガル当たり前、トリリンガルも珍しくない。(少なくとも留学生は、中国語を勉強中なので)
今どきの女の子で、テンションが違うが、新しい世界を知ることができて、とてもおもしろかった。
まずは、上海火車駅近くの全聚徳で北京ダックを食べる。
初めて食べたが、おいしい!
カワイイ形。中は肉だ。
このお店、また誰かの接待などで使えるなあ。
地下鉄で少し移動して、新天地へ。
欧米スタイルのカフェや、租界時代の建物のライトアップなど、夜の新天地もまたいい感じ。
新天地横の池。
最後に、新天地近くの台湾アイスクリーム屋さんで、アイスを食べた。これもまたおいしい。特にマンゴーがGREAT!
帰ったら1時。久しぶりに夜遅くまで楽しんだ。
私も学生の頃の気分に戻った感じだった。