写真比較 NIKON D7000 vs NIKON D50 vs Panasonic DMC-LX3 vs シャープ SH008 vs 東芝 Drape vs 京セラ K003
秋も深まる11月最初の日曜日、皆様はどのようにお過ごしでしょうか
ここ、カメラの庭 ジャルダン・デ・ラ・カメラでは、6機のカメラがまもなく始まる今年のキングオブカメラを決めるPhoton賞を今を遅しと待ちかまえております。
それではエントリー機をご紹介しましょう~
<エントリー>
それではイチバン人気のこちらからど~ぞ!
1. NIKON D7000 (発売日:2010年10月)
今年誕生した新進気鋭の1,620万画素の中級機!
最新新画像処理エンジン「EXPEED 2」をひっさげ堂々と入場です。
優勝の筆頭候補ですね~。楽しみですね~。
ちなみに二人三脚で D7000を補佐するのは、TAMRON ASPHERICAL XR DiⅡSP AF17-50mm F2.8.
2006年6月発売ながら、F2.8の通しで価格の割に解像感のあるレンズです。
2. NIKON D50 (発売日:2005年 6月)
発売から6年経過し、610万画素であるなどスペック上は見劣りするようになりました。しかし、古いとはいえ一眼レフ。後輩たちの活躍を横目でウオッチしつつ、果たしてどの程度の実力を見せてくれるのでしょうか
ちなみにこちらも上記のTAMRONのレンズが全面バックアップしています。
3. Panasonic DMC-LX3(発売日:2008年8月)
こちらは発売より3年経過してはいますが、当時のハイエンドコンデジ。現在でもお気軽高画質デジカメとして絶賛活躍中
1/1.63型とコンデジではまれな大型CCDを搭載、1010万画素、絞り優先, シャッター速度優先, マニュアルフォーカスモードなど、一眼レフ並のスペックに身を固めています。
一眼レフに負けじと対抗心を燃やしています。
また、こちらはF2.0~のレンズを搭載しており、暗所に強く、状況によってはではいい勝負をしそうです。
特にNIKON D50との勝負に注目です。D50の一眼レフという構造上の利点を、3年という技術アドバンテージの上級コンデジが覆すことができるかどうか!
4. シャープ SH008(発売日:2010年6月)
最近調達したケータイ付属のカメラ。1,210万画素のCCD、画像処理エンジン「ProPix」を搭載し、高感度・低ノイズな描画クオリティを謳っています。
ケータイのカメラがどれほど進化したか、いまこそカメラ専用機に見せつけてやれ~
いけ~いやっほっほ~
5. 京セラ K003(発売日:2009年8月)
見やすい、聞きやすい、押しやすいシンプル&ビューティーの簡単ケータイの登場です
2009年発売でありながら、未だに197万画素、webの商品説明でもカメラについては完全にオマケ扱い。フィーチャーホンのフィーチャーしないカメラの実力やいかに?
6. 東芝 DRAPE(発売日:2006年12月)
「最新の技術をかつてのエレガンスでまとう」デザイン一本勝負のケータイ。押しにくいキーがイライラを増幅していました。
カメラについては、フィーチャーされておらず、当時のケータイとしては普通のスペックだったように思います。
さて、5年を経過し、他のケータイに比べ、どの程度の実力を発揮してくれるでしょうか?
<条件>
・室内、外は曇天、窓際、の状況で撮影。
・F値を指定できるものは、F11 絞り優先。その他はオート。
・ISOの指定ができるものは、ISO200。その他はオート。
・露出は基本的に±0、暗すぎたり、明るすぎるものは0.3~1の補正。
・ホワイトバランスはオート。
・三脚を使用し、セルフタイマーを使用。ケータイも三脚にくくりつけることで、手ぶれを軽減。
・いづれの機種も、その機種の最高画質で撮影。
・上記の通り、NIKON D7000 と D50は TAMRON ASPHERICAL XR DiⅡSP AF17-50mm F2.8.を装備。
<写真の結果>
さ~て早速結果が出ました。
以下の写真は、
・ブログの容量のために、1280pxに縮小しています。
・縮小以外の編集は一切なし。
それでは行ってみましょう~
1. NIKON D7000
さすが最新機種。解像感はいいですね。
色もここまで出ているので、本格的に使用する際はもう少し追い込んで撮影するか、少し編集すれば使い物になりそうです。
2. NIKON D50
こちらもD7000に及びませんが、一眼レフとしてなかなかの解像感。もう少し時間をかけて追い込めば、上記のD7000くらいの絵にはなりそうかな。
同じ状況で撮影しましたが、D7000より光のむらとノイズがあるように思います。
古い機種なので仕方ありませんが、SDHCカードに対応していないので、Eye Fiが使えないのが地味にイタイ・・・。
3. Panasonic DMC-LX3
驚きました。D7000には少し解像感では及ばないものの、D50に対しては結構いい線いっていますね。
特にノイズが少ないようです。
また撮影時助かったのが、細かい設定や狙いは不要で気軽にとれたこと。
4. シャープ SH008
さすがに割と最近の機種だけあって結構映っています。
さすがにカメラ専用機より解像感は劣りますが、D50よりノイズは少ないように思います。
新しい画像処理エンジンのおかげでしょうか?
ただ、撮影時はセッティングに結構苦労しました。明るさが飽和しやすいのか、よく霧がかかったようになりました。露出をアンダーにすると、暗すぎるのです。原因よくわからな~い。
また三脚にくくりつけていても、解像感がシャープになりにくいです。シャープだろ!
また実用上最悪だったのは、MicroSDカードの入り口が電池パックを取り出さなければならないこと。いちいち電池パックを取り出し、カードを出し入れした後、起動しないといけないのです。
時間がかかるからイライラ。
5. 京セラ K003
とれていると言えばとれています。ぼやけた感じで、やはりオマケのカメラです。
6. 東芝 DRAPE
色味がちょっと残念ですね。中心付近の解像感については、縮小するとSH008よりわずかに劣るくらいでしょうか?周辺部分はSH008の方が分がありますね。
<まとめ>
さて今回のPhoton賞は・・・
第1位 : NIKON D7000
・さすが堂々の1位です。引き続き写真のメイン機としてがんばってもらいましょう!
第2位 : Panasonic DMC-LX3
・D50並の解像感でしたが、ノイズは少ないです。これからも気軽に持ち運べるナンバー2として、活躍してくれるでしょう。
第3位 : NIKON D50
・スペックが古くノイズはありますが、SH008に比べて手間がかからないため、第3位としました。
第4位 : シャープ SH008
・上の順位が決まれば、後は自動的に。白っぽくなりやすいので少し注意が必要です。
画像はともかく、MicroSDカードの出し入れが面倒です。
第5位 : 東芝 DRAPE
・そのままでは色味がちょっとヘンですが、縮小した場合はSH008に劣るもののわりと近い絵が出ました。中心に比べて、周辺部は解像感が劣ります。
第6位 : 京セラ K003
・やはり、ケータイはオマケです。
放送時間も残り少なくなってまいりました。
さあ、皆さん いかがお感じになりましたでしょうか
写真に詳しいの方の目にはもっとご意見あるかと思いますが、まあ個人的意見と言うことで。
さよなら、さよなら、さよなら~