フィギュアスケートのグランプリが上海で開かれた。
浅田真央や
高橋大輔など、テレビでしか見たことのない有名人が出るというではないですか！
これは行くしかない！先月チケットを7枚予約し、留学生仲間と観戦に行ってきた。
中国は人気がないので、席が取りやすい。
580元、200元、150元、80元だったかな。200元のチケットにした。
9月の
反日運動の高まりで、出場が危ぶまれたが、何とか出場するようだ。
上海に住んでいると、街は平常だと感じているのだが。
東方体育中心という室内競技場で開催される。
会場に入ってみて、意外と
スケートリンクが小さいなと思った。
テレビや写真では、画角の関係で画面一杯にリンクが映るので大きいように思うが、実際に行ってみると、席が高いのもあるのかな、意外と小さく感じた。
肉眼だと、選手が小さくて、表情や細かい動きは分からない。仲間に双眼鏡を持ってきている子がいたので、ちょこちょこ貸してもらいながら観戦した。
アイスダンス、女子、男子、ペアの順で競技が行われていくのだが、到着したときには既に
アイスダンスが終わっていて、休憩時間中だった。
少しすると、真央ちゃんの登場だ。
準備運動の時間。
練習中にも、ジャンプが決まると会場が沸く。
競技が始まると、一層大きな歓声が上がる。
私も声を張って、まおちゃ～ん、と叫ぶ。振り向いてくれたかな。
踊る姿はまるで可憐な妖精。
演技後、得点表示を見つめる。
総合一位！！仲間みんなで喜び合った。
女子が終わり、男子の準備運動中に事故があった。
中国人選手とどこかの国の選手がぶつかって、中国人選手が倒れたのだ。
心配そうに見つめる町田選手。
町田選手の演技。
町田選手は、一度転んだが、その後はミスなくすばらしい演技を続けた。
確かに他の選手よりはきれいだったと思う。
高橋選手の演技。
やっぱり彼はかっこいいな。
町田選手が1位、高橋選手が2位。日本人が1,2を独占した。
ペアは、パンフレットに載っているよりも大分少ない組が出場していた。
ペアが終わってかなり時間がたって、表彰式が行われた。
すぐに表彰式の準備に取りかかればいいのに、何やら段取りが悪い。
表彰式。
女子が終わった時点で、けっこうな人が帰った。その後、ペアが割った時点で会場の人は2割くらいしかいなかった。
表彰式は空いている席には座っても良いようなので、いい席へ行ってみる。
真央ちゃんが一番高いところに君臨している。きれいな立ち方。貫禄が出ているなあ。
国旗掲揚
国歌が流れているときは、ブーイングとか起こるかと思ったが、何もなく。
次は男子、町田選手。
高橋選手
フィギュアスケートを生で見たのは初めてなのでけっこう興奮して楽しめた。
この後が問題だった。
会場から外に出るとかなりの雨が降っていた。
上海の地下鉄は終電が早く、もう終電を過ぎている。
雨が降っていることで、上海はどの地域でもタクシーの需要が高まっており、この会場のようなへんぴなところになかなかタクシーが来ない。
来たかなと思ったら予約車だったり。
中国語ができる仲間にタクシー会社に電話してもらうが、電話が繋がらない。
雨はひどいし、寒くなってくるし、状況はかなり悪い。
男だけだったら歩いて移動するところだが、女の子がいてはそうもいかない。
近くを回ってタクシーを探す。仲間の一人がようやく1台を拾った。
まずは女の子をタクシーに乗せ、先に帰らせる。男は、何とかなるでしょ。
白タクの運転手から声もかかったが、それほど時間がかからず正規のタクシーを見つけることができた。大学の門は0時以降、名前を書いて入門する必要があるみたい。
本当に疲れたなあ。
