アナログなさがしもの
すっかりデジタルな生活になって、思考もデジタルな考え方になっているようだ。デジタルな手法に慣れてしまうと、アナログな手法がすごくおっくうになる。
特にむかつくのがさがしもの。
最近の生活で「ものを探す」という行為はもっぱら、仕事でパソコン内の資料などの電子データさがし。
昔はエクスプローラのファイル検索を使っていたが、それだとあるフォルダ以下の階層にあるファイルのうち、ファイル名のみが検索対象となる。しかも遅い。
しかし最近ではグーグルデスクトップがあり、メールでもファイルでもwebでも、どこのHDDのフォルダにあっても、また、ファイルの中身まで検索できてとても便利。それに検索も早い。上司から言われた昔のファイルも迅速に検索が可能だ。
それになれてしまうと、本物のモノ = リアル世界の物質 を探すのがとても面倒。
今日は昔の宝物を探そうとして、箱に入れていた記憶があるが、それがどこか分からない。部屋のあちこちを引っかき回してみるが、出てこない。
鍵にしろ携帯にしろ、日常でもよくある話。昨日確かに所定の小物入れの中に入れておいたはずなのに・・・昨日までここにあったじゃないか今日は何でないんだ
恥ずかしい話小さい頃、未来の私がタイムマシンで今の時代にやってきて、そのモノをちょっとの間拝借している、と思っていた。でしばらくして返してくれると。
これからの時代、すべてのモノに極小で気にならないくらいのシルシが標準装備され、探し物がどこにあるかPCで検索できるようになればいいのにな GPSのような全地球測位までは必要なくて、せいぜい家の中程度でいいんだけど。
あ、今すごいアイデア言った どうしよう、ベンチャー企業から「アイデア使わせてください 1億円で」って言われたら・・・。