昆明・麗江旅行'13 (4日目)
今日は移動日。15時の飛行機なので、余裕しゃくしゃくだ。
普通は早朝から行動しているんだが、今回はのんびり行くことにしている。
8時に起きたが、ゆっくり朝食を食べて、二度寝して。結局11時にチェックアウトし、早いが空港へ行く。
また、50番のバスでトロトロと東部バスターミナルへ、その後地下鉄に乗って飛行場へ。
地下鉄では、運賃自動販売機の使い方や、自動改札機の通り方、はたまたエスカレーターの乗り方に至るまで、係員がそばについて不慣れな人を案内していた。
地下鉄は、途中から地上を走る。赤茶けた大地と青い空。車内では、やっと歩けるようになった子供が、親の手に引かれて歩く練習をしている。
ゆっくりした時間が過ぎていく。
空港に着いた。人もそれほど多くないため、チェックインや安全検査もすぐに手続き完了。
出発まで2時間もある。
もともと春節は激混みを予想して、相当早めに行動しているが、それほどの混雑ではなかった。
私の事前予想では、もう押し合いへし合い、横入り上等のめちゃくちゃな状況を予想していたが、拍子抜けだ。
昨日"雲南少女"と話していたことを、ちょっと思い出した。
バスに乗り込む際、皆我先に入り口に殺到する。バスの車内はがらがらで、乗れない状況ではないのに、なぜみんな焦って乗り込むの? と"雲南少女"に聞いたら、
「頭が病気なの」だって。これには吹き出してしまった。
バーガーでも買って、雲南に関する本を読んで2時間つぶした。
昆明空港。花の街ならでは。
次の目的地は、麗江だ。麗江は、旧市街の町並みが世界遺産に登録されている。
中国の古いと言われる建造物はどれもツクリモノっぽくて、実はそれほど期待していなかった。
麗江空港から市街地はリムジンバスで40分ほど。
バスから、麗江のシンボル玉龍雪山を望む。
ケータイの地図とGPSによると、リムジンバス到着場所から、宿まではバスがあって1本で行けそう。
だが、あるはずの場所にバス停がなく、じゃあ次のバス停は?と先先歩くうち、旧市街地にやってきた。
スーツケースを引きながら、旧市街地内を抜ける。人が多く、歩きにくい。
でも市街地の様子はけっこういい感じ。
けっこうしんどい目をして歩いてきたのだが、ケータイの地図に表示された場所に、目的の宿がない
どうやら地図の間違いのようだ。どんどん暗くなってくる。暗くなると探しにくくなるので、かなり焦った。
もう一つ、宿の予約書の地図の方へ行ってみることにした。プリントアウトしてきて良かった。
こちらは、またけっこう距離のあるところ。荷物を引きづりながら、狭く曲がりくねった旧市街地内を歩く。
ようやく宿を見つけた。何とか日が落ちきってしまう前にたどり着けた。結局1時間半ほど迷っていたようだ。
宿は、たまには中国風の宿に泊まろうと、雰囲気のありそうな宿を予約した。
一泊300元なので、それなりに良い宿だろうと期待していたのだが・・・。
結果は余り良くなかった。昆明のホテルは380元で、きれいで満足していたのだが、それから考えるとこの内容で300元は高い。
△部屋が狭い
△トイレとシャワーの間に敷居がなく、足下がぬれる。
△扉が南京錠で安全面が不安
×隙間だらけで、すきま風が寒い。布団も一枚のみ。
×食事処もやっており、外部の客がうるさい。また外も道が狭く車が通行しにくいので、クラクションならしまくり、人の往来も多い。中国はマナーが悪いので、こういった音がうるさい。
×普通は160元/泊くらいの宿だが、春節特価で300元になっていた。
○宿の人のホスピタリティはよい。ただ頼んだことをよく忘れる。
扉が南京錠。しかもちゃんと閉まらないので、すきま風が入る。
写真はきれいに撮れた。下の中庭部分で食事ができる。宿の他に食事処もやっているので、外部の客がうるさい。
宿の周りの街道。こういう点は風情がある。
部屋に荷物を置き、夜のとばりが降りた後、旧市街へ繰り出すことにした。
町並みが大変良い。久しぶりに興奮した。これで、隣りに連れでもいたらなあ、と残念だ。
臭豆腐(臭いのする揚げ豆腐)。臭味相殺するほどのおいしい豆腐なのだろうか。
人はかなり多い。春節人少ない、と思っていたが、やっぱ多いじゃん、に変わった。
麗江の夜と言えば、バーやディスコ。中国のガイド本によれば、独身の男女が一夜の花を咲かせる場所だそうだ。
麗江は、本当にその場にぴったりだと思う。雰囲気もいいし、気候も暑くも寒くもなく、夏の夜そのものだ。
妙な模様
水車と、江沢民のサイン(ちなみに江沢民は繁体字を使用して文字を書いている!麗江の麗、江沢民の澤)
何かの撮影か
街歩きに疲れたら、宿に戻って、宿で夕食を食べる。
主人に薦められたスープを注文した。野菜とキノコ、豚肉が入っており、けっこうおいしい。
白いご飯を注文したが、来ない。忘れているのだろう。待っている間にスープを食べきってしまった。
もう白米は要らないので、勘定をした。(白米は勘定に入っていた)
部屋に入って寝る。隣の部屋のテレビや、外の往来、車のクラクションが騒がしいので、なかなか寝付けない。時間がたってくると今度は気温が下がってきて、寒くて寝られない。
結局夜中何回か、音と気温で目が覚める羽目になってしまった。
麗江の夜の町並みがけっこう気に入った。この町並みも、1996年の大地震で破壊された跡、修復された物ではあるが。
また、観光客相手の土産物屋ばかりなので、主に歩いて雰囲気を味わう感じかな。
夏の夜の縁日の雰囲気に通じるものを感じる。