昆明・麗江旅行'13 (5日目)
夜騒々しくて、あまり寝付けなかった。しかも寒い。昼夜の温度差がかなりあって、昼は18度くらいまで上がるが、夜は3度まで下がる。
宿の設備は、布団一枚、すきま風邪ぴゅーぴゅー、エアコンなし。寒すぎで縮こまっていた。
7時半には目が覚めた。泊まっている宿が朝食の提供を初め、宿泊者以外のお客が多くなって、喧噪が聞こえる。
私も朝食を食べに、下に降りた。豆乳と揚げパンのようなもののセットで10元。
お金は払ったが、この宿を予約するとき、朝食ありを選んだのではなかったかな?
結局その後風呂に入ったり支度をして、9時半に外に出た。
昨日の夜に比べまだ人は少ない。旧市街エリアを探索だ。
有名な、麗江の街並みを山の上から眺めたいので、丘の上にある万古楼へ登った。
入り口で、入場料を払ったが、春節割引が効いて20%オフ。
途中の見晴台からの眺め。中国の民家の屋根がびっしり
なかなか良い眺めだ。
麗江のバックにそびえる玉龍雪山(標高5596)。
少し石段を登って、万古楼へ。万古楼。
空気が薄くて、石段を登るのがつらい。万古楼の中も、最上階まで上がるのに、階段を上る。
最上階は、ガラス張りになっており、四方を眺めることができる。
朝からなかなか良い出だしだ。
万古楼の隣には、木府がある。かつて、木氏が治めていた頃、その居住地だったそうだ。
入場には別途費用がかかるが、春節割引があった。
木府へ降りていく途中の眺め。塔があるところが木府。
こういった建物や、庭園がある。それほど大きいものではない。
万古楼側から入ったが、本来はこちらが正門。入場券を買う列が長かったり、人が多い。裏から入ってきて正解だ。
古城エリアに帰ってきた。
夜にも見たが、願い事を書いた絵馬がかかっている。
古城エリアの見所は、ほとんど見た。ちょっと離れたところを見に行こう。
黒龍譚という、公園に行ってみた。バスで10分もかからないところ。
ちなみに、バス代は一律1元! 安いのだが、小銭の準備が面倒だ。
上海だと、1元硬貨がよく使われる。1元紙幣はたまにお釣りで受け取るが、受け取ったら残念な気分になる。日本の2千円札のような気分。
でも、これまでに訪問した、広州・西安は上海以外は1元紙幣が主に使われていた。
バスから降りるとすぐに、こんな建物を見つけた。
中国では、喜羊羊(シーヤンヤン)というアニメが子供の定番になっており、各種キャラクターグッズもよく売れている。日本のプリキュアみたいな感じで。
その名前パクリの羊料理レストランのようだ。
黒龍譚の門をくぐると・・・
玉龍雪山をバックになかなかよい感じ。
ここだと、流れる水もきれいだ。
この川の周りを歩いていると、なんだか上高地の散策を思い出した。
この麗江は、中国にいる56民族のうち、ナシ族が多く住んでいるのだが、ナシ族の文字トンバ文字は甲骨文字に近いユニークな文字である。
そのトンバ文字の博物館が黒龍譚にある。
トンバ文字と甲骨文字の比較。
さて、この後は、白沙という10kmほど離れた集落に行ってみよう。
スマホの地図を見ると、この近くからバスが出るみたいだ。
バス停があるとスマホに表示さえているところに行ってみたが、バス停がない。10分かけてその次のバス停に行ってみたが、やはり、ない。
西安の時みたいに、バス停はないが、バスが来たときに手を挙げて止めるのかと思って、20分待ってみたが、バスは来ない。
いい加減あきらめて、旧市街に戻った。戻ったところのバス停をみたら、白沙行きのバスを見つけた。
スマホ地図の路線図が間違っていたようだ。
白沙まではバスで20分くらい。途中、レンタサイクルで回っている人も何人か見つけた。
白沙は木氏が描かせた壁画が残っている。が、それほどたいしたことはない。
ここは、自然な古い街並みが残っており、観光客が少ないのでのんびりできるのだ。
真ん中のエプロンの男はフランス人である。おそらくここに住んでいる。観光客のフランス人と何やら話している。意味は分からないが、なぜこんなところに住んでいるのか、という話しなのだろう。
麗江に来て、西洋人は本当に久しぶりに見た。
路地を子供が駆け回っていた。日常のワンシーン。
白沙からまたバスで帰る。
今日のうちに土産物を買っておこうとスーパーに入る。
ろくなお土産がない。食べ物は日本人の口に合わないようなものだ。ドライフルーツとかシンプルなものが多い。
雲南コーヒーは良いが、豆を買っても仕方ないし・・・。(結局袋が可愛いので買ってしまった)
お茶はプーアル茶が有名。だが、高い・・・。
けっこう暑いので、アイスも買う。1.5元でココナッツのアイス。冷凍庫に入ったアイスは、どれも一度溶けたのが固まったもので、袋の中で変形していた。
比較的形が整ったものを買う。こりゃおいしい。
5時前だが、一度宿に帰って休もう。宿に帰ってきて、宿の人に無線LANのパスワードを教えてもらい、ついでに布団をもう一枚頼む。後で準備しておくね、と言われた。
宿で1時間ばかり寝る。
6時半、また暗くなってきたら、外を見て回る。
これまでまだ行っていない路地をくまなく回る。
この麗江の夜の風景と、喧噪がいまだ私の記憶に鮮明に残っている。
9時頃宿に帰ってきて、夕食を取る。遅すぎて、米の麺しかないと言われた。
辛いといわれた麺を注文する。それほど辛くない。
もともとハバネロも問題なく食べることができる舌だが、さらに慣れてしまっているようだ。
そういや、頼んだ布団の準備はされてなかった。
だが、もう一回言うために降りるのが面倒で、疲れていたので寝てしまった。