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PHOTON:写真と音楽と旅行が好きな理屈屋の日記

バイクを降ります

ブログの更新が途切れ途切れなので、突然ですが、またバイクを手放しました。

トライアンフボンネビルが、事故になって売却したのが1年前。

その後、ボンネビルを下取りにヤマハのトレーサーを購入しました。

 

バイク自体は良いものです。

ただ、今このタイミング、この居住地域で買うべきではありませんでした。

そしてそう思えるのは、私が歳を経て考えが変わったからでしょうか。

 

生活環境の変化:

子どもができて、一歳過ぎてもまだまだ目も離せません。もうちょっと大人しいのかと思っていたら、そんなこともなく、毎日振り回されています。

 

家事育児の分担もあり、自分だけまとまった時間をとるわけには行きません。もし行っても、一人で遊んでいる罪悪感もあり、楽しめませんでした。妻は行ってきていいよ、と言ってくれるのですが。

おかげで夏に一度ツーリング行った以降は、この二月になっても乗っていません。完全に置物です。

  

場所:

都市部のマンションに住んでいて、駐輪場を借りています。

値段は月五千円におさまっていますが、狭い!

隣とのスペースはギリギリ。パニアケースをつけたままにできません。

 

それどころか、通路スペースも狭くて、トレーサーのような大型バイクだと大回りになってしまい、転回はかなり困難。

何回も切り返しして、ようやくスペースに入るくらいです。

隣にバイクが止まっている時は、駐輪場に着いて準備して出発するまでに、30〜40分かかります。

てこの原理で転回できる道具を買いましたが、地面が砂利なので道具が滑ります。

10分くらいは時短できましたが、それでも20〜30分かかるので、出し入れは憂鬱です。

 

そのために、数ヶ月に渡って近所をくまなく歩いて別の駐輪場を探しましたが、数が少なく原付用がほとんど、ようやく見つけても空きなし。

都市部では駐輪場の数が少ないです。二輪車協会にリクエストしておきました。

 

ようやく駐輪場から出ても、都市部を出るまでに時間がかかってめんどうです。

すぐに信号に捕まり、ちょっとの距離なのに時間がかかります。

 

郷里や大学時代のもう少し小さい都市なら、もうちょっとストレスは少なかったかもしれません。

 

そんなこんなで、近所の買い物やチョイ乗りに使うこともなく、ツーリングも行けないので、乗ることがなくなってしまいました。

 

妻は、「いつか一緒に乗りたいので、乗らなくても置いておいたら?」と言ってくれました。優しさに感謝です。

しかし価値も落ちますし、保険料や車検なども発生します。

残念ですが、売却することにしました。

 

 

私の中でオワコンになった:

たぶん、若い頃と考えが変わったと思います。

一言で言えば、不便を我慢できなくなったこと。

 

バイクは、不便な乗り物です。こけるリスクが高いし、雨で濡れる。荷物もあまり乗らない。ヘルメットで髪が乱れる。

昔は、ネガがあっても、それ以上の開放感やわくわく感、体力気力があり、そんなもんだと思って我慢できていましたが、今は耐えられなくなったのかもしれません。

 

守るものができた、学生時に比べてお金に余裕ができた、

時間がなくなった、気持ちに余裕がなくなった・・・。

いろんな得たものと失ったものがあり、考えも変化します。

 

でも、子どもが大きくなって手が離れたら、家が戸建てになったら。

またきっと帰ってくると思います。

それまで、少しお預け。

 

なお、趣味としてのバイクは一旦降りますが、シティコミューターとして原付はまだ考えてます。