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PHOTON:写真と音楽と旅行が好きな理屈屋の日記

41歳からの中小企業診断士の学習 1

今年の4月から中小企業診断士の学習をはじめました。
40歳台になり、仕事人生も折り返しです。これでいいんだろうか、自問自答の毎日です。

【動機】
仕事も中堅~ベテランで重宝してもらっているし、会社も今のところ安定しており、何か具体的な不安の原因があるわけではありません。でも何か不安。
それを言語化してみます。

・会社がのんびりしすぎており、世間のスピードや仕事のレベル感から遅れており、その中にいたらダメになってしまうのではという焦り。
 私は海外での駐在経験があり、それらの国のスピード、エネルギー、躍動感を感じました。また、アメリカの企業分析やテック情報によく触れたり、Youtubeやその他ネットでがんばっている人やかしこい人、すごい人を見て感化されたこと。

・仕事の興味が変わって、今の職種からもっとはみ出したい。
 今の職種にあまり広がりを感じておらず、会社内でのその職種の地位が低いので、これ以上は出世しないだろうなというガラスの天井を感じています。もう少し具体的には、経営とか事業企画をやりたいんだと思います。前の会社なら経営には参画できたかもしれませんが、今の会社はその機会はなさそうです。鶏口となるも牛後となるなかれ、だったかもしれません。大会社の社長になりたい訳ではないけれど、規模は小さくても経営全般をやってみる経験がしたい。ちなみに個人での起業は、すでに一度経験したので、今のところ同じレベル感では考えていません。

・定年65歳、今後は70歳までさらに延長されるかもしれません。後、25年もあります。
会社の諸先輩は、ほとんど50歳過ぎて消化試合。それでも65歳までいるのでしょう。
人生これでいいのか?
一方で、60歳で退職された方が天下りでうちの会社に来られました。新天地でまた新しいことをやったろ!という感じの人でした。年寄りにありがちな上から目線はなく、気さくで、専門的な知識もお持ちでしたし、人脈も役立ちました。数年一緒に仕事をして、65歳を迎え任期を終えました。まだ働くらしく、週3日勤務で次の職場も決めていたそうです。
今は生活が安定しているとはいえど、25年のうちに将来どうなるかは分かりません。
生活の危機が生じてからでは遅い。今余裕のあるうちに備えておく、スキルを磨いておく必要があると思いました。

【きっかけ】
このような不安を持ちつつ、何かしなければ、と焦りだけ大きくなっていました。
そんなとき、ふと目についたオンライン学習の広告。
昔は、分厚い参考書をいくつも積んで、紙と鉛筆で、ノートにまとめたり、ひたすら書きまくって暗記する、という感じでしたが、今は違うようです。
講義はオンライン動画。動画でいったんインプットしたら、アウトプットとして、学習アプリでガンガン問題を解いていく。学習アプリが、正答率の悪いところ、苦手なところを頻度高く出題してくれ、それらを重点的に解いていく。データで可視化して、自分の得意/苦手分野に気づける。スマホタブレットベースなので、スキマ時間を使って時間を有効活用する。
これまでの勉強の仕方がめちゃ効率悪かった!と思いました。こんなやり方でガンガン学習を回している人には、従来のやり方だと質量共に到底かないません。
ほんと、今の時代すごくスピードが早くなっています。

中小企業診断士を選んだのは、特別な理由はなくて、7つも科目があって幅広く勉強できそうだというので、多少難関な資格から選びました。工場の管理関係や情報システム関係の科目に自信があったことと、財務関係も簿記の勉強を前にしたことがあって、(いずれも資格には至らず!)、親和性が高そうだと思いました。(やってみると難しくて、何の余裕もありませんが・・・。)
他の国家資格の士業と違って独占業務はないので、資格をとっても何に使えるんだろう、と思ったりもしたのですが、「グダグダやらない理由を言うんじゃなく、まあやってみよう」と思いました。

思い立ったのが4月、試験日は8月なので、4ヶ月もありません。来年に受けるつもりでしたが、意外と勉強が楽しくて時間を取ることができ、学習も進んできたので、今年の試験を受けることにしました。科目別に合格すれば、来年はその科目は試験免除になります。

まだ書きたい思いが残っていますが、今日はここまで。