PHOTON

PHOTON:写真と音楽と旅行が好きな理屈屋の日記

スタディング(旧通勤講座)の感想

中小企業診断士の試験勉強をがんばっています。
1次試験は、8月6/7日に行われ、何とか合格していました。

さて、中小企業診断士 1次試験のスタディングは総合的によいという感想です。


よいと思った点

・安価!結果としてダメでもちょっとやってみようかな、思える価格設定。
 中小企業診断士に加えて、FP2,3級も買ってしまった。それらを取得したら、他も買っちゃうかも。
 USCPAの講座を探していたとき、どこも70万円超だった。本気で取る気にならないと買えない。

・スキマ時間を使って、どこでも学習できる
 (本はいつでも持ち運べない、すぐに取り出せない)
 →通勤時間や家事の時間、赤ちゃんの子守の時間など、少しの時間が有効に使える。

・間違った問題やチェックした問題だけを繰り返し解ける。
 科目ごとや、科目横断的にも問題を解くことができる。
 出題数が多すぎる場合は、上限の問題数を設定できる。
 最近AI学習機能が追加され、知識が定着していない問題は頻度高く、定着してきたら頻度低く効率的に出題されるようになった。
 →講義動画を視聴後は、ほぼずっとこの機能で問題を解いていた。
  当初は間違った問題のみを科目ごとに学習していたが、試験直前は全科目横断的に100個とかを解いていた。

・勉強仲間機能(SNS)がいい。Studyplusも似た機能があるけど、同じ教材やってる仲間意識が生まれる。常連さんの投稿やがんばってる人の投稿を見て、自分もやる気になる。

 マークシート系の試験は、この機能があるメリットだけでも購入する価値がある。

・60点(合格最低点)が取れるよう、学習ポイントを絞っており、学習量は比較的少ないらしい。

 

改善点

・解説本をそのまま読んでいるだけ。受験テクニックがもっとあればよかった。

・資格講座というものを初めて受けたが、どこもこんなものなのだろうか。
 教科書棒読みで、感情とか情熱とかは感じない。講義動画中のPPTも洗練が
 足りない。
 Youtubeの講義系動画をよく見るので、目が肥えてしまったのだろうか。
 でも、自慢じゃないが、私の社内研修の方がプレゼンはうまいと思う。
 講義動画自体はイマイチだけど、教科書を読むだけだと眠くなるので、
 視覚と聴覚によるインプットは強制的に頭を働かせるのにいい作用をした。

・記述式の試験に弱い。採点はないし、講義の質が低いこともあり、役に立たない。
 中小企業診断士の2次試験は、人により解答が異なる。スタディングでは、1つの模範解答を示すだけだから、別角度の解答がいいのか悪いのか分からない。

・試験合格したら、勉強仲間が抜けていく。Twitterをさらしている人もいるけど、まあ基本みんなバラバラになる。

・講師の質のばらつきが大きい。
 中小企業診断士試験は、スタディングの一番のウリ講座で、社長が講師をしており、 気合いが違う。しかし、途中で講師が変わって、別の人が講師となった。
 初めてなのか、すごいガチガチで見ているこっちも緊張して、勉強どころじゃなかった。しゃべりが、単語で切れて聞きにくかった。
 2-3単元進むとだんだん収まってきた。

 ひどいと感じたのが、FP3級の実技動画。ガチガチの緊張しいに加えて、文ごとに「え~」「あ~」とかが入って、超聞きづらい。一度気になったら、ずっと気になって、講義が耳に入らない。
 緊張していたり、人前で話すのになれていないとつい口から出てしまうんだけど、こんなに聞きづらいのか、と反面教師になった。こういうことは、プレゼンの仕方の本に載ってる基本事項だと思うけど。
 ちなみに私はプレゼンや音声会議の時は、言いそうになったり、一文言い終わるごとに大なり小なり息を吸うことにしてる。それでも、「ちょっと」とか多いかもしれない。
 動画の撮影は一発撮りしてるのか?撮影後確認して、聞きづらかったり、言い間違いがあったらリテイクして、質の担保はしてほしい。撮影スタッフにそういうコントロールをする人はいないのか?
 FP3級講座の初めに出ていた講師は、ずっと笑顔で、分かりやすいこともあり、
 違和感はなかったのだけど。
 Youtubeのすごい人を見すぎてて、ホントに目が肥えてきてる。


悪いところの方が文章量が多いのだけど、総合的にはいいと思ってる。
それは、①選択式問題とアプリでの学習の親和性、②問題を横断的にできるシステムが大きな要因。この機能だけでも買う価値があって、グルグル回せば(人により回す量・時間は異なるけど)合格できると思う。


なお、今2次試験の学習に取り組んでいますが、2次試験ではスタディングは使っていません。